家庭の味の話と、福岡人があまり話さない味の話
実家で絶対食べたいーっ!と思うのは、
まず揚巻貝のバター焼きなのだが、
季節が限定されるので、今回は食べれず。
そして、これは絶対にススメたい!!!と心から思うのが、
ごまさばのお茶漬け!!!

サバのお刺身を、お醤油と少しのお酒と、大量のゴマであえる。
もちろんそのままでも食べられるが、
あっつあつのお茶でお茶漬けにすると、まぁ絶品。
自家製のシソも入って、さっぱりしてるわとにかくうまいわで、
本当に何杯でもイケる。
もしおいしいサバのお刺身が手に入ったら、ぜひ試してみて欲しい。
そして次に、母に作ってー!とお願いしたのは、
ブリの切り身入りの雑煮。
お正月のお雑煮には、必ずブリが入っていて、
それが大好きだった。
じゃあ、お吸い物でいい?と母が用意してくれた。

ブリが売ってなかったのでハマチになったが、
もう全然いい。
こだわらなくてもすぐ再現できる家庭の味。
ブリの力、強い。
そして最後に、
福岡人があまりしない「おきゅうと」の話をしよう。
「海藻で作った、ところてんみたいなやつ」といわれてもピンとこないだろう。
あたしと父は友人二人におきゅうとの説明をしようとしたが、
最後はこの一言だった。
「まぁ、でも、そんなにおいしいわけじゃないしねぇ・・・。」
確かにそんなにおいしいわけじゃないのだ。
でもそこはかとなく何か味のするつるっとしたやつ。
それがおきゅうとだ。
以前東京でも売っていたので、
おお!とテンションが上がり、自分で切ってかつお節&醤油をかけて食べてみたが、
「あ・・うん・・。」ぐらい。
見つけた瞬間のテンションを超えることができなった。
しかし実家アレンジはかつお節&ネギ&しょうが、で、しょうゆだ。

「たいしたことない」と何度も聞かされていた友人2人は
「うまいじゃないか!」と予想以上にテンションを上げてくれていた。
あたしも、実家アレンジによりぐんと魅力的になったおきゅうとを目の前にして、
自分で適当に作った時のおきゅうとに謝りたい気持ちになった。
ポテンシャルは秘めているおきゅうと。
でもハードルを下げたおかげかもしれないとも思う。
大好きなごまさばよりも、お気に入りのブリよりも、
おきゅうとの話が一番長くなったのが悔しいのでここまでにしよう。
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